台湾編 線から点へ

なんか読めるぞ台湾語(中国語) 昆虫放浪記 台湾編 〜線から点へ〜 その6

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寿山国家自然公園で昆虫ハント

犬が怖かったので周り道をし、ようやく公園内に入った。
よくよく調べて見たら、高雄市には寿山国家自然公園が2つあるらしく、僕が行ったのは左營駅近くの寿山国家自然公園の半屏山園区というところであったらしい。
うっかりうっかり。

なかなかに木が生い茂り良い感じ。

干上がりかけの池なんかも趣がある。

ハチさんに遭遇。ちょっとデカくて怖い。
海外の全く知らない昆虫の得体の知れなさはヤバイ。

ようやく蝶に遭遇。
3月16日という、日本ではシーズンオフ期だったので、写真を撮る腕がだいぶ鈍ってるなと思いつつ撮影。

暑くなってきたので服を一枚脱ぐ。
日本はまだまだ寒い日が続いており、移動中に風邪をひくといけないから重ね着をしていた。
旅行先とで季節が大きく変わってしまう時期の服装選びはかなり難しい。
服のせいで荷物も多くなってしまうものだし。

それにしても蝶との間合いが上手く詰められぬ。

トンボ氏。

疲労もピークに達してきたので、ほどほどに切り上げた。

公園から出ようと思った矢先、やつらが現れたのである。

工事の真っ只中を野良犬が徘徊している。
ショベルカーに乗ってる人は怖くないのだろうかと思いつつ、僕は公園を後にした。




なんか読めるぞ台湾語(中国語)

夕方までには懇丁に着きたかったので、少し早いが高雄を去った。
バスに揺られること3時間。

なかなか快適なバスでほぼ徹夜明けの身体もだいぶ回復した。

懇丁までの移動も特に迷うことなくスムーズであった。

その理由の一つに漢字がなんとなく読めるということが挙げられる。
日本語の漢字と中国語の漢字とでは全く異なるもののほうが多いのであるが、これってそういう意味だよな?と考えて当たることが多い。
料理の名前なんかもなんとなく文字から想像できてしまったりもする。

文字の成り立ちを考えると意味がわかるところが漢字の魅力的な部分だろう。

とはいえ何となく意味が汲み取れる言語の国へ行くのと、全く意味のわからない言語の国へ行くとでは、旅の難易度がかなり変わってきてしまうものだなと感じた。

旅自体を楽しむのか昆虫の撮影に重きを置くかで、どこをどういう風にストイックにしていくかということが今回の台湾旅の大きな課題となったように思う。

つづく