Netflixで配信中の海外ドラマ、『ストレンジャーシングス』（現在はシーズン３まで）を結構な勢いで一気見してしまった。
ストレンジャーシングスロスになりかけてしまったので、供養するために見所などをネタバレしないように書いていこうと思う。
ストレンジャーシングス あらすじ
1980年代、アメリカのとある田舎で一人の少年が行方不明になった。
少年の名前はウィル。
ウィルの仲間たちは懸命にウィルの行方を探す。
そして得体のしれない未知なる存在や隠された陰謀に気がつくのであった。
鼻血ブッシャー。
ストレンジャーシングスはなぜ面白いのか？
登場人物に感情移入しすぎてしまう
ストレンジャーシングスの登場人物はだいたいがイケてない。
主役の少年たちはオタクである。
暗い部屋に引きこもって夜な夜なダンジョン＆ドラゴンズというボードゲームに明け暮れる連中だ。いじめられてるし。
その取り巻きの人物たちもだいたいイケてない。
喧嘩の弱い残念イケメンとその彼女、根暗ストーカー、怒りんぼ警察官署長、心配性お母さん等々。
なので最初見始めは結構イライラしてくる感は否めない。
ただストーリーが面白いのでグイグイ引き込まれていって
いつの間にやらイケてない登場人物たちが好きになっているのである。
(マイナスからの出発なのでちょっとでも良いところがあると加点にしかならないわけだ。)
全力で応援してしまっている。
ホラーって面白い
ストレンジャーシングスはジャンルで言うとSFホラーに分類される。
ホラーと言えば血がブッシャーと出てくるものであるが、ストレンジャーシングスも例外でない。
ショッキングなシーンも結構多いので苦手な方は注意されたし。
僕は基本的にホラーが好きなのであるが、登場人物が追い込まれまくって窮地に陥った時の現状を打破しようとする姿に心を打たれることが多いからだ。(結果的にバッドエンドでもそれはそれで好き)
自分がもしその立場に置かれたらどうするかというシミュレーションにもなる。
ストレンジャーシングスの登場人物たちも結構色々と追い込まれてしまうが、そこがまた良いのだ。
80年代リバイバル
舞台が1980年代のアメリカなので、ファッションから車などありとあらゆるものが80年代のものとして再現されている。
そして何より80年代にヒットした映画へのオマージュだろう。
劇中に登場する映画としては、
・ゴーストバスターズ
・遊星からの物体X
・バックトゥーザフューチャー
・グーニーズ
などがあるが、これらはストレンジャーシングスを見るにあたって是非押さえておきたい映画である。
この中でも一番押さえておきたいのはグーニーズではなかろうか。
少年たちが奮闘する姿はグーニーズへのオマージュそのものだ。
そして何よりグーニーズで主人公を演じたショーン・アスティンがシーズン2に登場するのだ！
まさにグーニーズの再来である。
少年時代に少し戻りたくなる
僕はどちらかというと昔には戻りたくない派なのであるが、ストレンジャーシングスの少年たちが無邪気にボードゲームで遊ぶ様子だとかそういうのを見ていると、秘密基地作ったりして遊んだなぁなんてこととかアイツ今どうしてるとか考えてしまうわけで、何となくあの頃に戻りたいなぁなんて思ってしまう。
ノスタルジックな気分になってしまう。
日本では無い文化だがプロムなんてのも羨ましいなぁと思ったりもする。
(僕の思春期にそんなものがあったら地獄でしかなかったがね)
ストレンジャーシングスは結局のところ友情の物語かなと僕は思う。
大人になるにつれて恋愛やら何やらに興味が行ってしまうよね、という描写もあったりするわけだが、
登場人物のみんなが、世界のためとかそういう大きい括りのために戦っているのではなく、全て仲間のために戦っているところが良いのだ。
変に中二臭いのも無く、爽やかで甘酸っぱい気分で楽しめる、
それがストレンジャーシングスである（SFホラーです）。
シーズン４が待ち遠しい。
