現時点でNetflixで観ることのできる日本のアニメで、結構トラウマになったアニメを紹介しようと思う。
王道のアニメではあるが王道なものほど自分で感想をまとめる機会がないので、
今回書いてみることとした。
新世紀エヴァンゲリオン
日本人ならば名前を聞いたことが無い人はいないんじゃないかというぐらい有名なアニメ。
ただ、一応ロボットアニメという立ち位置で、オタクの代名詞のようなアニメだったり
内容が内容なだけに人を選ぶ作品であるため観た人は案外多くないように思う。
エヴァ あらすじ
時は2015年。
主人公の碇シンジは父ゲンドウに呼び出され、人型巨大兵器エヴァンゲリオン乗り正体不明の敵「使徒」と戦うことを命じられる。
思春期特有の葛藤などを使徒との戦いを通して描く青春コメディ(※コメディは嘘ですが全部観たらコメディだとわかります)
1995年のテレビ放映版は26話。
テレビ放映版の25話26話を別の視点から描いた映画版「Air/まごころを君に」も観ておいた方が良い。
そしてこれらを観ておけばだいたいOK。
2007年に新たにリメイクとして全4部構成で劇場版が公開されているが、2020年に完結編が公開予定。(世界情勢的に公開延期になる可能性は高い)
エヴァを観た感想
途中の話までは結構内容もわかりやすく、ロボットアニメの王道を行くストーリーで面白い。
しかしある話を境にだんだんわけがわからない方向に進み始め、カオスな展開になる。色々話が難しくなり始めついて行けなくなってしまう。
テレビ放映版の25話26話はそれが顕著で何がなんだかわからない。(それを補うものとして劇場版が製作された)
一説にはテレビ放映時に脚本が間に合わなくなってきたので適当に色々詰め込んだとのこと。(これは観ていて感じる)
それが思わぬ功を奏したようで、今でも語り継がれる作品となっている。
エヴァが日本社会にもたらしたもの
1995年当時、エヴァは深夜番組帯ではなく子供が普通に起きている時間帯に放送されていた。こんなアニメを子供が起きている時間帯に放映していたのだ。
ちなみに僕の生まれ育った街では朝に放送されていた(まだ幼かったので当時は観ていないが)
最終回が衝撃的だったので、再放送によってエヴァは人気となり社会現象にまでなった。
エヴァが影響しているのか憶測の域を出ないが、日本の凶悪犯罪者は1995年当時に主人公の碇シンジと同じ14歳だった世代が多い。
酒鬼薔薇聖人や秋葉原連続通り魔事件だったり。
バブル崩壊だったり阪神淡路大震災、カルト集団のオウム真理教など日本社会を揺るがす事件が起こった時期と重なるようにエヴァがテレビ放映されていたのである。
エヴァを観終わると異様に疲れを感じる。
僕は大人になってからエヴァを観たのでそこまで影響はされていないとは思うが、1995年当時、僕が14歳でエヴァを観ていたとしたらどんな大人になっていたんだろうか。