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森林研究所(FRIM)へ
そもそも森林研究所(Forest Research Institute Malaysia)についての説明をしていなかった。
「世界で最も古い森林公園にも数えられ、果樹、針葉樹、単子葉樹など、豊かな森林遺産を公開しており、熱帯雨林の魅力を感じることができる」
『地球の歩き方 2017 マレーシア』より抜粋
総面積約600haだそうで、ジャングルを上から見下ろせるつり橋なんかもある。
道なき道を進み、ようやく僕は森林研究所にたどり着いた。
徒歩でも車でも出入口は同じらしく、車が通る入り口を歩きで入る。
職員がおしゃべりしていたので、こそーっと通り抜けようとしたらこっちへ来いと呼び止められる。
「入場料払ってくれや」
「ほい」
「あとカメラ持ち込むと一台ごとにお金かかるで」
「まじかーい」
「兄ちゃんのカメラ、カッコええやん」
「ありがとう」
ざっと入場料とカメラ持ち込み1台分の計10リンギットほど支払った。
カバンの中にサブのカメラもう1台入ってたけどそれは内緒。
カメラ提げて歩いてなかったら料金取られてなかったよなぁ。
というかスマホでも写真撮れちゃうんだが、そこんとこはどうなんだろうと思いつつ。
おお、これぞ熱帯雨林。
ちゃんと道も整理されていて歩きやすい。
結婚式用の写真撮影なんかもできるそうな。
コノハムシを探す
コノハムシはどこじゃろな。
そう思いながら木を眺める。
うん。いないね!
ふと足元をみるとハンミョウさんの姿が。
こちらは多分チョウトンボの一種
どっちも日本にいるやつの色違いな感じがあって楽しい。
森林研究所内にもイスラム教の集会所があったため、どこからともなくコーランの調べが聞こえてくる。これぞ異国情緒。
コーランを聞きながら虫の撮影を続けた。
なかなかにサイケデリックな色をしてらっしゃる。
ヨコバイさん。これも日本にいる種の色違いみたいな感じ。かわいい。
ピロピロと鳴いていらっしゃった。(どんな声だったか全く覚えていない)
ちょっと雲行が怪しくなってきた。
研究所のだいぶ奥まで進んでいたので、少し急いで出口を探す。
木が生い茂って薄暗い。
でもどこかワクワクする。
ジャングルってそういうところ。
出口間際にこんなバッタさんが。
森林研究所へ来たタイミングの問題だったのか、
名物であるつり橋にはいくことができなかった。残念。
次に来たときは絶対につり橋に行こうと心に決めつつ、森林研究所を後にする。
つづく