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海外ブローカー
さて5万円を失ってしまった僕であったが、懲りたわけではなかった。
フリーでやっていく為には意地でもfxで稼いでやろう、そんな気持ちでいたと思う。
小さい額でいかにして大きな儲けを出すか、足りない知能で必死に考えたのである。
行き着いた先は海外ブローカー(証券会社)である。
なんとXMというブローカーはレバレッジを800倍にもできるそうだ。
つまりたったの2000円で1万通貨のトレードができてしまうんだ!
しかも資金が無くなったとしても、ロスカットがあるから投入した金額以上の損害が出ないようになっている。
初心者にオススメのブローカーだ!しかもクレジットカード決済で手元にお金がなくても始められる!
そんな言葉に乗せられ、僕はXMの口座を開設してしまった。
アフィリエイトの記事だとも知らずに。
止まらない「今度こそ勝てる」
試しにレバレッジ800倍でトレードをしてみた。
投入金額は2000円にしておいて、1万通貨でのトレードだ。
とりあえず成り行き買いをしてみたが、いきなり100円の含み損である。
それもそのはずで、ブローカーが設定した売値と買値の差額を取引の手数料として取っているから(スプレッドと言う)、ブローカーの儲けが成り立つわけで、だいたい海外ブローカーのスプレッドはべらぼうに高い。
1銭(0.01円)のスプレッドとかはざらである。日本の証券会社の10倍近くは違う。
1万通貨投入すると、いきなり100円の含み損からスタートするのである。
当然といえば当然であるが1万通貨での取引なので、たった0.1円の値動きで1000円の損益が生じるわけで。2000円の投入で1万通貨の取引をした僕は、あっという間に2000円を失ったのである。
マジすか。
ここでやめておくべきだったと思うが、諦めの悪い僕はレバレッジ800倍でギャンブルのようなトレードを思いついてしまったのである。
雇用統計トレード
fxの世界には月に何度かのお祭りがある。(と思う)
そのうちの一つが毎月第一金曜日に発表される、俗に言う「米雇用統計」というアメリカの非農業部門雇用者数である。
米雇用統計が発表されると、相場の流れが大きく変わることが多い。
その発表のときにドル円が上に行くか下に行くかを予想して、トレードを行なうのである。
僕はドル円が上に行くと予想し、レバレッジ800倍で2000円を投入し1万通貨を成り行き買いした。
雇用統計が発表された。
ドル円は一旦下へ行った後、上昇するような波を描いた。
僕はあっという間に2000円を失った。
もっと通貨単位を少なめに設定していれば、こんなにすぐに2000円を失うことはなかったのだ。
そして経済のことも何もわからずに勝手に上に行くと予想し、1万通貨の取引をした。
まさにギャンブルそのものであった。
だから負けたのだ。
つづく
DMM FX であれば50000円を口座に振り込めば
キャッシュバックが今なら30000円(2019年9月30日まで)あるらしいので試しにFXやってみるのもいいと思う。