妻観察記

徒然なる結婚コラム その1 一人暮らしが長かったもので。

新婚の頃はこんな感じだったなとかそういう備忘録的なのを込めて、徒然なるままに書いておくことにした。
徒然なる結婚コラムの第1回目。

一人暮らしが長かったもので。

結婚をしてから半年が経った。
最初こそ、独身生活の終わりだとか一人になる時間も無いだとか思ったときもあったが、今となっては一人暮らししていた時がどんな感じだったのか忘れつつある。(10年近く一人で暮らしていたわけだが)

一人暮らしでしていた自分ルール(寝る前におやつ食べながら映画観るとか)なんかも案外やっても大丈夫だということがわかった。
それに自分ルールをやらなくても別に大して困らないこともわかった。

ただ、仮面ライダーとかアイドルのバラエティとかを妻の前で観るのは何だか恥ずかしいのでこっそり観ている。

自分ルールはともかく、一人暮らしが長かったという一番の弊害は、人と喋らない日が多かったので無口になりがちだということだった。

家に帰っても誰もいないので必然的に無言になる。何をするにしても無言。
僕は独り言を言うタイプでも無いので完全なる静寂のなかで10年間過ごしてきたのである。

そんな無言空間の中に妻が放り込まれたのだ。

僕にとっては二言三言はなすだけでも十分すぎるぐらい人と話している感覚になっていた。
妻はずっと実家暮らしであったため、これほどの静寂に包まれたことはないと言っていた。(ような気がする)

妻に指摘されるまで、この静寂に僕は全く気が付いていなかったのである。

半年経った今、僕が昔より話すようになったのか、それとも妻がこの静寂に慣れてしまったのか、それは神のみぞ知る。

つづく

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