スペイン編 オリーブ畑でつかまえて

Go proのおかげでスペインでスリに遭わずに済んだかもしれないという話【スペイン番外編】

バルセロナは観光都市であるため、やはり観光客を狙ったスリが多いらしい。
とはいえ観光客だけでなく現地の人でもスラれることは多いようで。

我々夫婦もだいぶ気をつけてはいたのだが、僕はスラれそうになってしまった。
何故スラれそうになったのかがわりと明確だったようで、それはGo proを回すかそうでないかが結構大きかったかったのだと思う。
ということでGo proは防犯に役立つかもという話。

バルセロナの地下鉄でスリ集団に遭う?

新婚旅行も終盤の頃、大きな荷物を抱えてバルセロナの地下鉄に乗らなくてはならなかった。

バックパックを背負った小柄の東洋人夫婦というだけで結構目立っていたのだと思う。
疲れも顔に出ていたのだろうか。

僕が地下鉄に乗り込もうとした瞬間に、左前ポケットに手を突っ込まれた。
僕は慌てて両方の前ポケットを手で押さえたので盗まれずに済んだ。

周りを見回してみても、それらしき人物は見当たらなかった。

また別の地下鉄に乗ったとき、僕はバックパックを背負ったままボヤーっと立っていた。
車内の席は埋まってはいたものの割と空いていたため、妻は少し離れたところでドアを背にして僕と向き合うように立っていた。

すると1人の男が僕の横に近づき、もう1人が妻の近くにやってきた。
僕の横にいた男は脱いだ服を手に抱えているようだった。

なんか近えなと思って男と距離を置こうと横へ一歩ずれると、男は一歩近づいてくる。

なんなんだと思いながらチラッと男の方を見ると、妻の横にいる男と何か目配せをしてニヤニヤしているように見えた。
なんなんだマジで。と僕は思いながら、スマホで降りる駅の名前をチェックしたりしていた。

目的地の駅の何個か手前ぐらいの駅に地下鉄が停車すると、妻が突然
降りるよ
と言い出した。

え、まだじゃね?
と言うと、
いいから降りるよ
と言う。

地下鉄を降りると
横にいた男2人がずっと君のポケットとかをニヤニヤしながら見てたよ、
と言う。

僕はスリのターゲットにされていたのだ。

妻がいなければ危うく財布をスラれてしまうところだった。
体調があまり良くなかったのにも関わらず警戒してくれていた妻には感謝しかない。

おそらくその男たちは僕の気を何かしらで逸らせて、その隙に財布を盗む作戦だったのかもしれない。

一応念には念をということでポケット内の財布には大きな額は入れず、服の下に隠したウエストポーチに貴重品を入れておいて良かったと思う。
本当に財布を盗られる可能性は高かった。

もしかしたらこの男たちはスリでも何でも無かったのでは?
とも思ったりもしたが、旅先では基本的に人をあまり信用しない方が丁度良いと思う。
日本人の人の良さにつけ込んだ犯罪が多々あるからだ。
(ましてや我々夫婦は如何にもカモになりそうな顔立ちをしているので尚更気をつける必要があった)

スラれそうになった原因を考えた

バルセロナに到着してからすぐだとかそういう時にスリのターゲットになってもおかしくは無かったのだが、何故か最初の方は何も起こらなかった。

日本へ帰る頃にスリのターゲットにされた。
その原因は何だったのだろうか。

履いていたズボン

帰る頃に僕が履いていたズボンは、生地が柔らかくて動きやすいものではあったが、ポケットの中身が浮き出てしまうのであった。
なので財布の形が浮き出てしまったため、目をつけられていたのかもしれない。

Go proを回す

バルセロナに到着したころはズボンの他にもう一つ考えられるものとして、
Go proを回しながら地下鉄に乗っていたかどうかもある。

バルセロナに到着した頃には色々なものを撮ろうと思いGo pro をずっと回し続けていたのであるが、帰る頃になると疲れが溜まってきてしまいカバンの中にしまっていた。

やはりカメラに顔が映ってしまうかもしれないというのは結構な抑止力になるのかもしれない。気を逸らす作戦なんかもカメラに証拠として残ってしまう可能性が高そうだ。
ただカメラを回してる僕としては、撮影に熱中しすぎて逆に普通にスラれやすくなっている気もするのであるが…

スリ対策として考えられるもの

というわけでコロナが終息して海外旅行ができるようになった暁にはスリ対策として、

・貴重品を分散させる
・ポケットの中が浮き出るようなズボンは履かないかポケットに何も入れない
・Go proを回す

この3つが良いと思う。

Go proなら防犯だってできる。
そう、Go proならね


GoPro HERO8 Black ゴープロ ヒーロー8 ブラック ウェアラブル アクション カメラ CHDHX-801-FW