妻観察記

徒然なる結婚コラム その7 謙遜は美徳か?

謙遜は美徳か?

結婚生活はどう?とよく聞かれる。
ついつい照れ臭くなってしまい
「まあこんなもんかな」だとか「うちの妻は早寝早起きでさぁ〜」
などとつい謙遜めいたことを言ってしまうわけだ。

少し前に妻と話をしていて、日本人って自分の子供のことを人に話す時は卑下して話すよね、という話になった。

妻は子供の頃、インドとかヨーロッパとかの国で数年間生活をしていた。
日本の親と海外の親との違いは結構あるようで、海外の親は自分の子供のことを自慢げに話すものらしい。

親同士でうちの子自慢をするようで、それが当たり前なんだそうで。
だから変に「うわ〜子供の自慢ばっかりして」とか「普通卑下して言うよね〜」とかそう言った考えはあまりしないそうで。

親に限らず、学校の先生も結構褒めてくれるらしい。
褒め殺しするレベルで褒めてくれるらしい。

そりゃ自尊心育ちますわ。

対して、日本には謙遜という文化がある。
何故だかよくわからないが、自分の身内のことはわざと悪いように言うのが美徳とされる。
おそらく自分より身分の高い人に対し、へりくだって相手を立てる必要があったからだろう。
身分の違いのない現代社会であるのにもかかわらず、謙遜の考えは根強いままだ。
子供にとっては、良い文化ではない。
言葉をそのまま受け取ってしまう素直な子供にとっては、親が何故人前で自分を悪く言うのか理解できないだろう。

そもそも自分を卑下したり、身内を卑下したりする必要はあるのだろうか?
日本人が謙遜する仕草は、海外の人にとっては自信の無いように映るに違いない。

と、まあこんな感じで書いたわけであるのだが、
妻の話題となると、僕は話す相手を立てるとかそういうの関係無しに照れ隠しでついつい謙遜が出てしまうのだなぁ。(本当はもっと自慢したい)