妻観察記

徒然なる結婚コラム その8 公園で人間観察

僕はどちらかといえばアウトドア気味ではあるが、外に出てそんなにアクティブに活動してるわけでもなくて、結構な頻度で公園のベンチでボサーッとすることが多い。

妻もどちらかというと僕のそれに近い。

ので、どこかへ遊びに行ったとしても適当なとこに座って二人でボーッとしてることが多いのである。

いや、ボーッとしているわけではない。

近くにいる人間たちを観察しているのである。

ベンチに腰掛け、我々の目の前を通り過ぎる男女二人組の関係性について議論を交わす。
あれは付き合う直前の関係だとか、いやいや、付き合って数ヶ月経ったカップルだ、みたいな議論を延々とするわけである。

これがなかなかに楽しいもので、人間観察を肴に酒を飲むこともしばしば。

たまに妻から注意されるのは、僕が人を見過ぎだということだ。
僕は視力が良くないのにも関わらず眼鏡すらせず裸眼で毎日過ごしている。
そのため至近距離でないと人の顔が認識できないわけで、その人の顔を認識するまで僕はじっとその人を見てしまうという癖がある。

人と目が合ってるかどうかは至近距離にならないと僕にはわからないわけで、
見てないつもりでも相手にとってはめっちゃ見られてんだぞ、と妻に言われ少し直そうとしたが視力が良くならない限りそれは無理難題なのである。