前回の記事はこちら。
fx必勝本
やはり自分だけでは何をやっても勝つことはできなかった。
何としてでも必勝方法を身につけたかった僕は、本屋へ行き、為になりそうな本を探した。
色々なトレーダーのfx必勝法を紹介した本なんかを必死で探した。
特に印象に残ったのはこの本だった。
バツイチ&3人の息子を抱えるシングルマザーが編み出した 給料分を稼ぐ、超シンプルFX!
fxのトレードソフトに関数を導入して様々な曲線を描くことができるんやが、その中の一つにボリンジャーバンドと言うものがあって、その曲線と遅行スパンと呼ばれる線を組み合わせて取引すると良いよ、というシンプルなものであった。
実践してみた。
僕はお金を溶かしただけに終わった。
本の内容は非常にわかりやすいものであるが、何だか書いてあること全てが後付けのように思えてしまった。
この時からfxに対する情報が如何に巧妙に仕組まれたものであるか、気づき始めたのである。
巧妙な罠
正直なところ、fx関連のサイトに載ってるfxの必勝法の類は全て初心者や馬鹿共をカモにするものでしかない。
そして大体がアフィリエイトである。
実際にfxで取引をするよりもアフィリエイトで稼いだ方が低リスクで済むからだ。
安全なところから初心者を罠にハメ込むのである。書いている本人は自覚の有る無しに関係なくだ。
(イケダハヤト氏がfxの記事を書いているがこの人はもう確信犯)
http://www.ikedahayato.com/20180924/77056910.html
前回の記事で述べたXMなどはアフィリエイトにおいてすごくリターンが良いらしく、海外ブローカーと検索して真っ先に出てくるのは、「リターンの良いXM」という訳なのである。
書店に並ぶfxの必勝本なども、fxで儲からないから本を出して稼いでいる場合が多いと言われている。本に書かれている必勝法とやらを実際に検証してみる人によると、大体が怪しいものであるらしい。（その検証もどうなのかという疑問は残るが）
本当に儲かる方法など、人に教えるものではないのだ。
fxは大抵の場合、損する人がいるから儲かるものなのである。
実際にわざと損をさせるような値動きをヘッジファンド(巨額の資金を動かす会社など)がやることがたまにある。俗に言うストップ狩り。
そして、何もわからぬfx初心者の金を巻き上げることは最もたやすいことだろう。
もしかしたら、必勝法というのはわざと損させるように書いていて、その著者たちは必勝法と逆のことをやって儲けている可能性も無くはないだろう。
某掲示板に市況板というのがあってfxの相場の実況しているのがあるのだが、あれは完全に煽るだけ煽って自分たちは得をするみたいなことが常に行われていたと思う。(僕は完全に煽られまくってました。)
高すぎた勉強代
僕がfxを始めてから、金をチマチマ注ぎ込んでは溶かし、注ぎ込んでは溶かす、という生活が続いた。
トータルで考えたらfxに注ぎ込んだ金はおそらく20万は軽く超えているだろう。
(投入した金額が推定の時点で資金繰りが破綻している)
しかしある意味で大変勉強になったという気がしなくもない。
fxを通して、様々な情報を吟味するようにはなった。
どういう意図で書かれた記事なのか、アフィリエイトではないか、ただ参考にするだけに留めておくか、ということに敏感になった。
思ってる以上に、世間は騙される奴が悪いという心理で動いており善良な人を平気で貶めることが横行している。
そういった視点で様々な情報を吟味していく必要があると気がついた。
また、fxに実際の金を投入して相場に触れるまでもっと時間をかける必要があった。為替の値動きには様々な経済事情が関わっているため、ちょっと勉強したぐらいの初心者は火傷するだけだ。まして今や相場にはAIが台頭し出している。
そもそもAIに初心者が勝てますか？というお話。
あとはお金のやりとりが下手くそ過ぎた、反省。
結局短期間で一攫千金を狙う人間には金は離れていくものらしい。
どうやら僕には長期的に計画を立て的確な判断があまりできないのでfxといったトレードには向いていないのかもしれぬ。
もっと別のことに金を投入したほうが良かった。虫撮り機材に充てるとかね。
とりあえず今回で一応、fxで生活しようとした話の結びにしようと思う。
全部fx初心者のたわ言に過ぎないが、笑うなら笑わせておけばいい。
笑われるのが悔しくてfxに再び手を出しもっと大損をするのは大バカ者の極みなのだから。
2019年9月23日 追記
とはいえ経験は経験だと思うので、低レバレッジでFXがどんなもんか試してみても良いと思う。ネタになるし。
DMM FX であれば50000円を口座に振り込めば
キャッシュバックが今なら30000円(2019年9月30日まで）あるらしいので、合計80000円で試しにFXやってみるのもいいと思う。
