マレーシア編 コノハムシを捕まえろ

熱帯の昆虫たち 昆虫放浪記 -コノハムシを捕まえろ- その3

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マレーシアの昆虫との初対面

さて。
コノハムシを探そう。
日本の風景とは違うものがたくさんあって、このままでは本来の目的を忘れてしまいそうだ。
中学校?の隣に小さな公園のようなちょっとした森があったのでそこへ向かった。

正直な話、僕はかなりのビビりである。
女性と話すことですら結構ビビっている。(おかげで何度悲しい思いをしたことか)

体の震えを抑えつつ(どんだけビビってんだ)小さな森へ。
変な病気持った蚊に食われたらどうしよう、蛇に噛まれたらどうしよう、なんてことを考えながら虫よけスプレーを体に吹きかける。
もっとも、この時すでに蚊に食われていたのだが。

自分のよく知らない生き物が出てくるかもしれない、と思うとやはり緊張せずにはいられなかった。
だってこんな奴も出てきたもん。

小さな森は、森というよりもちょっとした小道だった。
あまり人が通らないのかと思いきや、捨てられたゴミを見る限り結構いろんな人が通る道のようだった。

コノハムシがいるかもしれないという期待半分、得体の知れないものに遭遇するかもしれないという不安半分。

セセリチョウに出くわした。

日本でよく目にするものと色が結構違っていてなんだか嬉しい。
小道を抜けると、入っていいんだか入っちゃだめなのかよくわからない広場へ出た。
シジミチョウがいた。

かなり小型だったように思う。

なんか全体的に小っちぇ

トンボさん

カエルさん

なんか小さすぎない?
写真だから大きく見えているが、実際はかなり小さい。

この森で見た大きな昆虫といえば

この名前の分からないシロチョウぐらいだった。(日本のモンシロチョウのサイズ)

あれ….?
熱帯ってこんなもんなのか….?
もっとガンガンいろんなものが飛び交ってんじゃねぇの???
こんなとこにコノハムシなんていんの???

そうだ、ここは結構都会の中のただの小道だからだ。
コノハムシだってこの近くにいて、僕がたまたま見つけられないだけなんだ。

そう自分に言い聞かせてその場を去った。

この時の自分に言い聞かせた言葉が、ある失敗の引き金となってしまったのだった。
そんなことになるとはつゆ知らず、僕はバトゥ洞窟へと向かった。(大げさに言いたいだけです)

つづく