台湾編 線から点へ

においについて考える会。 昆虫放浪記 台湾編 〜線から点へ〜 その4

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高雄まで向かう新幹線

さて、SIMカードを手に入れた後、僕は新幹線(台灣高鐵)で高雄へ向かうことにした。
ほぼ徹夜状態でお腹が減ってしまっていたので空港のバーガーキングにでも寄って何か食べてしまおうと思ったがやめた。
徹夜のジャンクフードほど胃に悪いものは無かろう。

桃園空港から新幹線桃園駅までは少し距離があるので、電車に乗り込む。

台湾だと結構駅構内は飲食禁止だったりするので、改札へ入る前に水分補給をしておいた方が良い。夏場とか辛そうだ。

新幹線桃園駅に着いた。
空腹を満たすためにコンビニへ。おにぎりなるものがあったので買う。お味は肉そぼろ。
日本でも売ってそうなやつだ。
駅構内はどうやら飲食okならしく、おやつやらなんやらが売られていた。
新幹線に乗る人の列。うむ。
なるべく体力の回復を図りたいが、これは立ったまま高雄まで2時間我慢せねばなるまい。

1本見送って次のに乗ろうかと思ったが、30分に1本とかそんなもんなのでさっさと乗ることにした。

新幹線がやってきた。
ほお、日本製なだけあって日本のとそっくりである。
(写真は帰りの新幹線。大事な外観の写真は撮り忘れた…)

台北で多くの人が乗ったのだろう。桃園駅へは満員での到着だ。
通路にも人がたくさん。
ぐぬぬ。
マイリュックサックが結構でかくて邪魔になっている。
そして、隣りのおっちゃん汗臭い…。



においについて考える会。

まこと匂い(臭い?)に厳しい社会である。
しかし僕自身もにおいには厳しいかもしらぬ。鼻が効き過ぎるからである。

これから夏場である。
満員電車の汗のにおいが気になる季節。

つり革を持った腕の脇がガラ空きだ。
そこに鼻の高さが丁度僕の脇にあたる女性なんかが来る。
申し訳ないと思いつつ、そっと脇を閉じる。

自分の脇は果たしてどれぐらいにおうものなのか。

鼻を近づけてようやくにおう、という状態であっても周りの人からしたら結構におっているものであるのかもしれない。
自分の身体のにおいを常に嗅いでいる状態でもあるから、鼻は完全に麻痺しているといっても過言ではない。

気休めとしていろいろボディーペーパーやら制汗スプレーなんか撒いたりしているが正直のところ本当に効き目があるのかはよくわからぬ。撒いた以上に汗をかいてしまうのだ。いっそのこと香水でもブチ撒いてやろうかと思う時もあるが、香水のにおいが僕はあまり好きではない。

まして昆虫ハンターたるもの、香水でにおいを撒き散らす訳にはいかない。

スズメバチが寄ってくる来たりすることもあるからだ。

においにもっと大らかな時代に生まれたかったが、これだけ制汗スプレーが普及してる以上、僕はこの時代を迎合するしかないようである。