ベトナム編 深夜特急に乗って

英語の習得について考える 昆虫放浪記 ベトナム編 -深夜特急に乗って- その8

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生まれたくて生まれたわけではない? 昆虫放浪記 ベトナム編 -深夜特急に乗って- その7前回の記事はこちら。 https://vagabondofbugslife-jpn.com/2019/04/03/vietnam0...

だんだん疲れが溜まってきて、いつ終わるのだろうと思い始めた頃、パンニさんのサパを巡るツアーが終了した。
日本円にして3000円ほど手渡した後、みんなに別れを告げ僕は一人めしを食った。

英語が全く話せず適当に相槌をうっているだけで終わってしまったが、本当は色々なことを聞いてみたかった。

英語ができないは言い訳にならない

僕の英語能力は深刻なレベルで低い。
簡単なレベルのものであれば聞き取れはする。
しかし、話す能力が絶望的だ。(日本語でさえ話す能力は低いほうだがね)

だからといって、英語ができないままにしていては行きたいところにも行けぬ。

英語ができないは、言い訳にならないのだ。

これだけネットが発達している今、YouTubeなどで英語の動画は見放題だし、映画だって英語字幕つけて見たりできるのだ(VHSの頃は字幕版吹き替え版って分かれてたよね)。

極め付けはオンライン英会話だ。

ちょっと昔だったら絶対に考えられないことで、毎月5000円程度で毎日英会話のレッスンができてしまうのだ。

色々なものを駆使し、英語に触れられる機会は増えているはずだ。
だから英語ができないは、本当に言い訳にならない。

日本の英語教育の問題点

海外で実際に英語を使ってみるとわかるのは、日本で今まで勉強してきた英語が何一つ役に立っていないということだ。
単語を結構覚えていたので(かつては)、聞き取れるには聞き取れている気がしているが、「話す」ことになると何一つ言葉が出てこないのである。
小学生高学年から高校3年生にかけて長期間英語に触れているはずなのに、である。

それもそのはずで、基本的に日本の英語学習では「英→日」への訳が重要視され、「日→英」はあまり重視されない。
(っていうか日本語から英語にできる人があまり多くないってのが絶対ある。)

英語の文法とか単語の意味を大まかに掴んで、それを綺麗な日本語に並べ変えたり言い換えたりすれば良いだけになっており、
結局問われるのは日本語力になっちゃっているのだ。

単語の覚え方にしても、「英→日」ができていたらだいたいokなのである。受験英語ではね。

これでは英語から日本語に訳す能力ばかりが磨かれて、英語で伝えたいことを伝えるという技術は全くもって磨かれない。

DMM英会話を試してみた

少し前にDMM英会話のCMがよく流れていたのもあり、結構気になっていたので無料体験2回分をやってみることにしたのである。

学習レベルに合わせていろいろなコースが用意されているが、最初は何をやればよいのかわからなかったのでフリートークを選んでしまったのである。

結果として、英語がちっとも話すことができず講師が一人で何分も一方的に話して僕は頷くだけで終わってしまった。

僕の英会話スキルがやばいことを再認識した。
かつての大学入試センター試験の英語では確か99割ぐらいは取れていたような気がするが、ここまで話せないことには驚いた。

幼児レベルで言葉が出てきていないのである。

さて、2回である。
今度はしっかりと自分にあったレベルの教材をHPから用意した。
自己紹介もちょっと考えた。そこそこ通じた。

講師に”What would you like me to call you?(なんて呼んだらいいですか?)”
と咄嗟に聞かれたのであるが、全然意味がわからず適当にYes.と答えてしまったのがハイライトであった。

教材の方は、講師が話すのをリピートし、パラグラフの簡単な質問に答えるといったもので、初心者にはかなりありがたいものであった。

ありゃ、こりゃ結構いいぞ。

と思ったので、1ヶ月間だけフルで申し込みをしてみたのである。

見えてきた課題

日本人は日本語を話すときに地声ではなくて少しトーンを上げて話をしているのだという。そのせいもあって、英語を話すときにトーンを上げてしまうから下手に聞こえてしまう。

地声で話す練習をせねばなと思ったので、男性講師を選んでみた。

無料体験の2回はどちらも女性講師だった。
(女の子と話した方がモチベーションあがるかなとか考えたりしていたが変に緊張してしまっていた)

声のトーンの高さが男女でどうしても違うので、女性講師の場合だと講師の後に続いて発音練習するとトーンが上げての発音になってしまう。

トーンのことを考えると発音練習は同性同士が最適なのかもしれない。

無料体験含め8回ほどオンライン英会話のレッスンを受けたのであるが、圧倒的にインプット不足であることがわかった。

やはりある程度のインプットが無いと英会話のレベルが向上しないなと思ったので、一旦レッスンをやめて、単語習得や中高生で習う文法のおさらいをしてから再びレッスンを受けようという結論に至ったのである。

やはり仕事やら何やらで忙しいと英会話レッスン受けるだけ受けっぱなしで復習の時間がなかなか設けられない。

限られた時間で考えていくのならばある程度の段階を経てから英会話レッスンに挑戦するのがいいかなと思う。

つづく