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昼からビール飲みながら
お昼ご飯の時間になったのでサパの街に戻った後、めし屋を探した。
適当な店の前でメニューを見ていると店のおっちゃんに声をかけられたので入ってみた。
雨も普通に降ってきてしまい特にすることもないので、昼間からビールを頂いてしまった。
雨を眺めながら、実質サパを探索できるのは残すところ1日しかない、なんてことを考えていた。
今回もリサーチ不足が出てしまったのであるが、そもそもリサーチをする方法が自分はよくわかっていないのではなかろうかという気がしている。
習慣でリサーチをよくする人ならば道筋を立ててリサーチをしていると思うが、僕のようにあまりリサーチをしない人はそもそもの方法がわかっていない。なんてことが多い。
ので、具体的な例を挙げて、リサーチすることについてちょっとまとめてみる。
チョウの写真撮影のリサーチについて
具体的なもので考えていくとわかりやすいかと思ったので、「チョウ」を例にする。
何をしたいかによってリサーチする内容も変わってくるが、チョウの写真を撮るためのリサーチを考えてみる。
まずは図鑑で美しいチョウがどれなのか調べてみる。
そこで写真に撮ってみたいチョウを決める。
図鑑には大まかな分布図なんかが載っているが具体的な生息場所が載っているわけではないので、自分でネットで出現情報を調べたり出かけたりして見つける必要が出てくる。
ネットで出現情報を頼りにしていくのもいいが、それではネット情報以上の写真は撮れないので図鑑などでのリサーチで考えてみる。
さて、お目当のチョウは決まった。
そのチョウの名前もわかる。分布も一応大まかな感じでわかる。
今までの僕は名前と分布状況ぐらいでリサーチを終えてしまっていたため、いまいち見つけることができず、撮影できないなんてことが多かった。ベトナムでは特にそうだった。
他に重要な情報としては、
・出現時期
・活動時間
・食草の名前
・食草の外観
・食草の分布
・食草の生育環境
・幼虫や蛹の姿
などが挙げられる。
図鑑に載っている情報としては、出現時期、活動時間、食草の名前まで載ってることが多いが、食草の外観や食草の分布、食草の生育環境、幼虫や蛹の姿は自分で調べる必要がある。
そこをサボってしまうと撮れるものも撮れんかったのだ。
リサーチすることについて
チョウの写真撮影のリサーチを考えた上でまず必要だったのは、リサーチする目的を明確にすることだ。
まずそこのゴールを明確に設定してから、必要になるであろう情報を疑問形にし一つ一つ書き出して繋いでゆく。
チョウの例で行くと、
チョウの写真撮影がしたい
↓
チョウを図鑑で見る
↓
名前は何か?
↓
どこに住んでいるのか?
↓
どの季節に出てくるのか?
↓
何時ごろに出てくるのか?
↓
何食べているのか?
↓
幼虫は何を食べるのか?
↓
食草はどんな姿なのか?
↓
食草はどこにあるのか?
↓
食草はどんなところで育っているのか?
この作業をもっと前からしておけばよかったと反省している。
何を使ってリサーチするか
ネットを使ってリサーチするのが一番手っ取り早いのであるが、最初の美しいチョウを選定する時点で躓くことが多かったように思う。
結構情報的にどうしても偏りがあり一回一回深いところまで潜る必要があったりして、いろんな種類のチョウをざっくばらんに見ることができないからだ。(特に海外のチョウは情報がバラバラで、あとでこんなやつもいたのか・・・みたいに後悔することもあった)
選定に役に立つのは結局のところ図鑑で、大まかな種類の載った図鑑→特化した図鑑へ向かうのが一番良い。
食草に関しても、ネットで見るより図鑑で見た方が為になる場合が多い。
類似した植物は結構多いので、他のページをパラパラとめくれば見比べられるという点でネットよりも図鑑で見る方が良い。
写真も図鑑のほうが特徴を捉えたものが多い。
ネットで情報を見るのはある程度知識を蓄えた上で、少し忘れた時の備忘録程度に留めるのがよいかなと個人的には思う。
虫を撮る上で役に立っている本を最後に載せておく。