ベトナム編 深夜特急に乗って

ミニマムに旅する 低身長コンプからの克服 昆虫放浪記 ベトナム編 -深夜特急に乗って- その13

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サパでの3日間が終わった。
日が暮れる前にはハノイの空港付近のホテルに着いておきたかったので、朝早いうちからサパを経った。

帰りはバスを使ってハノイまで戻ることにしていたが、サパでのバス停がよくわらからなったので、バス会社の兄ちゃんのバイクになぜかニケツするハメになった。
バイクのニケツは怖かった。兄ちゃん電話かけながら運転するし。

バス停の場所が謎すぎたりと乗る予定のバスが遅延したりで別の会社のバスに乗ることになったりと、色々バタバタしたがなんとかバスには乗れた。

バスの中は、リクライニング式の椅子ではなくもともと椅子が倒れているという斬新なスタイルであった。

なかなかに狭いスペースであったが、ミニマムな身体で良かったなとこの時思った。

低身長がコンプレックスだった

僕は身長が165cmあるかないかなので、小柄な方である。
長年僕はそれがコンプレックスだった。

身長が低いと、女子にモテないし(身長170cm以上はないとダメだよねみたいなことを高校時代に女子が話しているのを聞いてそれがトラウマだったりする)、街でエスカレーターの列を待ってるときに横入りめっちゃされるし、後輩とかにも何だかナメられること多いし、仕事でもナメられることが多い。

身長があればもっとモテたろうし、仕事でもナメられないだろうし、横入りだってされなかっただろう。

身長さえあればもっと何かしら違った人生を歩んでいたに違いない。

ミニマムに生きる

ところが、である。
虫を撮りに海外遠征をするようになり飛行機に乗る回数が増えるにつれて、自分の小柄な身体も案外悪いものでもないかなと思うようになってきた。

身体が小さいおかげでLCCの飛行機だってそこそこの疲れで済むし、サパからハノイへのバスだってそれほどキツい思いをしなくて済んでいる。

もう少し身体が大きかったらLCCでの移動なんかはもっと苦痛で一杯だったろう。
ミニマムな身体のおかげで人が寄って来やすい、というのはもしかしたらあるかもしれない。
ナメられたりカモにされる確率は高いのかもしれないが、困った時に結構な確率でなぜだか助けてもらえることも多いのだ。

ナメられることに一々腹を立てても何も得することもないので、いつの間にやらナメられることに対しては諦めるようになった。
ナメられるのが嫌だからといってマウント取ろうとして虚勢を張るのもあまり意味がない。

そんなことを考えているうちに何だか僕は人に甘えるのが上手くなっていったように思える。
なんだかズルくなったようにも思う。

色々うだうだと書いたが結局のところ、身長コンプレックスが無くなったのは妻のこんな台詞だったかもしれない。

僕は妻と身長があんまり変わらなくて、そのことを少し気にしていた。
しかし妻は、
「身長差があると首が痛くなるよ」と言う。
それもそうだなと妙に納得した。

でもやはりもうちょい身長が欲しい。

まぁ、いいか。

つづく